1999年7月14日 日本経済新聞より | |||
イガデン アオコ除去装置開発
検査機器ベンチャーのイガデン(茨城県石下町、五十嵐武士社長)は湖沼のアオコ(藻類)を除去する装置を開発した。 水を電気分解して細かい気泡を発生、アオコを浮上させて回収する。 筑波大学と協力して今月からフィリピンで浄化試験を開始する。 茨城県科学技術振興財団と協力し、霞ヶ浦の浄化への応用も狙う。 金属電極を水中に入れて電圧を加えると金属イオンが溶けだし、アオコを凝集させる。 同時に水の電気分解によって発生した酸素や水素の細かい気泡がアオコだけを浮上させるという。 水面に浮上したアオコを回収、処分する。 従来は、アオコを集めるのに凝集剤を投入したり、強制的に空気を吹き込んだりしており、回収に手間がかかった。 |